スタッフブログ

2021年も皆様のキレイサポートをさせて

いただきたいなと息巻いてる菅沼です

本年もよろしくお願い致します。

皆様は息抜きなどでどこか出掛けられたりしましたか？

私は家の近くの神社に初詣に行ってきました

もちろんおみくじも引きました

結果は……

「大吉」でした幸先良いですね

まだまだ家で過ごす時間が続きそうですね

なのでまた私の好きな作家さんの本をご紹介しようかと思います。。

私たちは今コロナに「閉じ込められて」いますが

閉じ込められているといえば色んな作品があります。

その中で私が好きなのは恒川光太郎さんの「秋の牢獄」

この小説は３つの閉じ込められる物語で

十一月七日という一日から全く先にも後にも進まなくなり

同じ十一月七日を繰り返す、時間に閉じ込められる「秋の牢獄」

ふとしたきっかけで古い家の家守に指名され家から出られなくなる「上家没落」

自分の力を持て余すことで新興宗教の教祖として部屋に閉じ込められる「幻は夜に成長する」

外に出られない、自由に動けない、自分のいるべき所に戻れない…

閉じ込められる物語の怖さってこういった所にあると思うのですが、

この話に出てくる登場人物たちは閉じ込められる事に恐怖は感じて無いんですよね。

ホラー小説に分類されるこちらの本なのですが

恒川光太郎さんの表現が控えめなのに、ときおり胸に染み渡るような

きらめきがあるのです。

例えば…

アスファルトや草木がさらさらと濡れていくひんやりとした雨の音で

私は目を覚ました（秋の牢獄より）

とっても素敵な表現です。本マニアの私にとって(笑)

読者も怖さを感じることは無く話に夢中になれるので

ホラー小説は苦手…という方でも読める一冊なんです

恒川光太郎さんの小説は他にも素敵な作品が多く「夜市」

も一度は読んで欲しい一冊ですね

私はお中元の時期になると毎年読み返しちゃいます(笑)

本好きな方にはぜひオススメする作家さんですので

気になった方は読んでみて下さいね

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